今年の惑星の見頃は秋・冬
今年はこれまで、惑星があまりみられなくて、惑星ファンにとっては少々寂しい日々が続きました。
やっと今年も惑星の見頃を迎えます。
やっと今年も惑星の見頃を迎えます。
ところで惑星の見頃はどんなときでしょうか?太陽系の惑星のうち、地球より太陽に近いところを公転している水星・金星と地球より太陽から離れたところを公転している火星・木星・土星とは、そのタイミングが少し異なります。
水星・金星の場合
この二つの惑星の場合は、いつも太陽に寄り添っているように、太陽の周りを回っているので、地球から見たとき、一番太陽から離れた場所に位置する前後が見頃となります。その「一番太陽から離れた場所に位置するとき」のことを「最大離角」と言います。太陽の位置から見て、右側に一番離れた場所に位置するときのことを「西方最大離角」、逆に左側に一番離れた場所に位置するときのことを「東方最大離角」と言います。
そして、金星が東方最大離角を迎えるのが、2025年1月10日です。現在、日没後、西の低空に一際明るく輝く星が見つけられます。それが金星です。しばらくは、低空で少しずつ移動していきますが。11月を過ぎる頃になると、徐々に高度を上げて目立って見えるようになります。
高度の変化も楽しみながら、望遠鏡でその見え方の変化を追っていくのも楽しいかと思います。
ちなみに、水星は高度を上げても日没後10°程度。西の空が開けた場所で探して初めて見つけられるかなという感じです。この11月16日に東方最大離角を迎えますので、「水星見つけ」にチャレンジしてみるのも面白いかもです。
そして、金星が東方最大離角を迎えるのが、2025年1月10日です。現在、日没後、西の低空に一際明るく輝く星が見つけられます。それが金星です。しばらくは、低空で少しずつ移動していきますが。11月を過ぎる頃になると、徐々に高度を上げて目立って見えるようになります。
高度の変化も楽しみながら、望遠鏡でその見え方の変化を追っていくのも楽しいかと思います。
ちなみに、水星は高度を上げても日没後10°程度。西の空が開けた場所で探して初めて見つけられるかなという感じです。この11月16日に東方最大離角を迎えますので、「水星見つけ」にチャレンジしてみるのも面白いかもです。
火星・木星・土星の場合
この三つの惑星が見頃となるのは、見かけ上、太陽と一番離れた位置に来るときです。つまり、太陽が沈むときに、東の空に昇ってくるという位置関係になるときです。そのときには、一晩中その惑星が見られるようになります。
そのときのことを「衝(しょう)」と言います。
それぞれの惑星の衝は下記となります。
☆火星 2025年1月16日
☆木星 2024年12月8日
☆土星 2024年9月9日
衝の頃がいちばんの見頃と考えれば、
☆今まさに土星は見頃
☆火星、木星がこれから見頃を迎える
という感じです。
いずれの惑星も、周りの星と比べて明るく目立つ星です。ぜひ探してみましょう。また、望遠鏡で、その様子を観測するとさらに楽しさ倍増です。
そこで、火星、木星、土星が夜空のどの位置に見えるのか12月の星空の様子で紹介します。
国立天文台の星空カレンダーを参考にしています。
そのときのことを「衝(しょう)」と言います。
それぞれの惑星の衝は下記となります。
☆火星 2025年1月16日
☆木星 2024年12月8日
☆土星 2024年9月9日
衝の頃がいちばんの見頃と考えれば、
☆今まさに土星は見頃
☆火星、木星がこれから見頃を迎える
という感じです。
いずれの惑星も、周りの星と比べて明るく目立つ星です。ぜひ探してみましょう。また、望遠鏡で、その様子を観測するとさらに楽しさ倍増です。
そこで、火星、木星、土星が夜空のどの位置に見えるのか12月の星空の様子で紹介します。
国立天文台の星空カレンダーを参考にしています。
11月についても、掲載されていますので、詳しくは国立天文台のホームページをご覧ください。
12月になると、東の空高い位置に明るく木星が輝いています。冬の星座の中に一際明るく少し黄色っぽい白い星が見つけられます。
その下の方、東の空に昇ってきたばかりの火星も見つけられます。明るく赤く輝いているので、すぐに見つけられると思います。もし見つけられなければ、少し時間を置いてから、もう一度探してみましょう。夜遅くなればなるほど見つけやすくなります。
その下の方、東の空に昇ってきたばかりの火星も見つけられます。明るく赤く輝いているので、すぐに見つけられると思います。もし見つけられなければ、少し時間を置いてから、もう一度探してみましょう。夜遅くなればなるほど見つけやすくなります。
そして、南西の空には土星が見つけられます。木星に比べるとやや暗めですが、周りにあまり明るい星がないので、よく目立っています。
それぞれ、望遠鏡で見ると、木星は独特の縞模様、火星は表面の赤い様子、土星はその特徴でもある美しい環を見ることができます。ぜひ、望遠鏡で見てみたい天体です。
さて、太陽系には、天王星と海王星という惑星もあります。
この二つの惑星は、火星、木星、土星と同じように、地球よりも遠いところを公転していますので、見え方は、その三つの惑星と同じです。ただし。この二つは、望遠鏡が発明されて初めて見つけられた惑星でもあり、肉眼で探すことはかなり・・というか、ほぼ無理・・・難しいです。
ぜひ、天文台や各地で開催される観察会で見させてもらうことをお勧めします。
それぞれ、望遠鏡で見ると、木星は独特の縞模様、火星は表面の赤い様子、土星はその特徴でもある美しい環を見ることができます。ぜひ、望遠鏡で見てみたい天体です。
さて、太陽系には、天王星と海王星という惑星もあります。
この二つの惑星は、火星、木星、土星と同じように、地球よりも遠いところを公転していますので、見え方は、その三つの惑星と同じです。ただし。この二つは、望遠鏡が発明されて初めて見つけられた惑星でもあり、肉眼で探すことはかなり・・というか、ほぼ無理・・・難しいです。
ぜひ、天文台や各地で開催される観察会で見させてもらうことをお勧めします。