1. HOME >
  2. コラム一覧 >
  3. ペルセウス座流星群を見よう!2023

奥三河星空コラム

ペルセウス座流星群を見よう!2023

「ペルセウス座流星群」一度は聞いたことがあるのではないかと思います。年間を通じて活発に活動する三大流星群の一つに数えられ、毎年お盆の頃に活動する流星群として知られています。今回はその特徴と今年(2023年)の展望についてお話します。
 ペルセウス座流星群ですが、前出のとおり三大流星群に数えられるだけあって、流星の出現数は年間の流星群の中でも1・2を争います。条件が揃えば1時間あたり60個を超える流星を見ることができます。毎年7月20日頃から8月20日頃までの約1か月間活動し、特に流星数が増える極大の時期はちょうどお盆の直前になることから夏休みやお盆休みと重なり多くの人に注目されやすい流星群です。ほかの流星群と同じように彗星の軌道付近を地球が通ることで起こるもので、この流星群は太陽の周りを約130年かけて公転するスイフト・タットル彗星を起源とすることが分かっています。
流星群の特徴として、夜空のある一点から放射状に流星が出現します。この一点を放射点といい、流星は放射点から離れた位置で光り始め、放射点とは反対の方向に移動して消えます。この放射点がある星座の名前が流星群の名前となっているのです。ペルセウス座流星群はペルセウス座から離れていくように流れる流星群なのです。

さて、今年のペルセウス座流星群ですが8月13日の17時頃に極大をむかえると予想されています。日本では残念ながら昼間の時間となってしまいますが、極大の前後数日は流星観測のチャンスといえます。多くの流星が見られそうな日は8月11日から14日にかけての4夜で、いずれの夜も薄明が終わる20時過ぎから出現し始めます。夜が更けるにつれて放射点も高く昇ってきますので、それにつれて流星数が増えてゆき、薄明が始まる午前3時過ぎまで見られそうです。各夜ともに夜半過ぎには半月過ぎの月が東の空から昇ってきますが、細い月なので影響は少ないでしょう。最も多くの流星が見られそうなのは13日の夜から14日の夜明けにかけてで、特に日付が変わるころから月が昇り始める午前2時半ごろまでが最も多くの流星が見られると予想されます。空が暗い奥三河のような場所では1時間あたり30個~50個程見られそうです。街灯がある場所や都市部に近い場所では見られる流星の数はぐんと減ってしまいますのでなるべく人工の光の少ない場所を選んで観測してください。

写真:第6回奥三河星空写真コンテスト 「名残のペルセ」 東栄町 坂田正高 氏

奥三河地域でペルセウス座流星群をご覧になる場合の注意事項
毎年、ペルセウス座流星群のころには、奥三河界隈の「夜中の人出」もピークを迎えます。
観望をされる方は下記のマナーを守り、楽しく安全に流星群を楽しみましょう。
【禁止事項】
・駐車場で寝転ぶ行為(事故に繋がり大変危険なため、絶対に行わないようにしましょう)
・許可がされていない場所でのBBQや湯沸かし、花火等の火器の使用
・許可がされていない場所でのキャンプ行為(自炊、椅子・テーブルの使用、テント・タープの設営等)
・ゴミや吸い殻、汚物などのポイ捨て・不法投棄
・その他、公共施設の利用にふさわしくない行為
・私有地には入らない(田畑、森林等も私有地です)
【注意事項】
・奥三河の山道は道幅が狭く、野生動物が飛び出す恐れがあります。安全運転を心がけましょう。

流星観測の注意点や流星群についての情報は過去のコラムでも解説していますのでそちらも参考にしてください。
2023年のペルセウス座流星群が、皆さんの良い思い出となりますように…。

奥三河☆星空の魅力を伝える会 代表 後藤修一(星のソムリエ®︎)
KEYWORD
#天文現象 #ペルセウス座流星群