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奥三河星空コラム

星座をみつけよう

みなさんはどんなきっかけで星に興味を持ちましたか?

 観察会に来ていただいた方からは、「○○で見た星空に感動して」「夕方に見える明るい星が気になって」などといったことを聞くことがあります。最近ではテレビや雑誌、インターネットなどのメディアで美しい星空の映像や写真を見かけるようになり、そんな星空を見てみたいという声もよく聞くようになりました。

私がお勧めする星空の楽しみ方の一つは、「星の名前や星座をさがしてみること」です。まずは星座さがしに必要なアイテムを入手しましょう。星座さがしには「星座早見盤」が大変便利です。書店やインターネットなどで手軽に入手できます。奥三河で開催している星空観察会でも奥三河オリジナルの星座早見盤が入手できますよ。(※数に限りがあります。無くなり次第終了)
 

さて、星座早見盤を手に入れたならば実際に次の手順で星座をさがしてみましょう。
① 月日と時刻の目盛りを合わせる
 たとえば1月15日午後8時の空を見たいのなら、「日付の目盛り1月15日」と「時刻の目盛り午後8時」とを合わせます。すると、その日その時刻の星空の様子が早見盤の窓の部分に表示されます。「今夜の深夜0時頃にはどんな星座が見えるのだろう?」「来月の今頃にオリオン座は見えるのだろうか?」といったことも事前に確かめることができます。
② 方角を合わせる
 星座早見盤を使うときには、見たい方角をしたにしてみます。南の空を見たい場合は南の方向を向き早見盤の「南」と書かれた部分を下(親指で「南」と書いてある部分を持つと良い)になるように早見盤を持ちます。同様に、北の空を見たい場合は「北」の表示が下になるように見たい方角を下にして持ちましょう。方角を調べるには北極星を探せばいいのですが慣れないうちは方位磁石があると便利です。最近では、スマートフォンのアプリなどで方位が手軽にわかるものもあります。
③ 星空にかざして星座を探す
 方角や日時などを合わせた状態のままで頭上にかざし、実際の星空と見比べながら、星座を探してみましょう。最初は実際の星空の大きさと早見盤の大きさの違いに戸惑うかもしれません。また、星座の形やゆがみ具合などもやや異なる場合がある(特に南の縁付近)ので注意しながら根気よく探してみましょう。
まずは今日見える星座から探してみることから始め、星座を少しずつ覚えていくことで、頭上に広がる星空が今までとは違ったものに見えてくるはずです。たとえ、双眼鏡や天体望遠鏡を持っていなくても、夜空に輝く星々の中からお目当ての星や星座を見つけ出せるようになれば、より一層星空を楽しむことができるようになるでしょう。

コラムby奥三河☆星空の魅力を伝える会 後藤修一

KEYWORD
#星座 #星座早見盤 #星空観察 #天体観測