9月8日夜明けの皆既月食 と 10月6日の中秋の名月
今回のコラムでは、2025年の秋の満月の話題をふたつご紹介いたします。
ハーベストムーンの皆既月食
9月8日(月)の夜明け前、9月の満月「ハーベストムーン」が、皆既月食を起こします。
皆既月食が見られるのは、8日の明け方、つまり7日(日)の夜から8日(月)の未明にかけてです。お間違えのないように。
皆既月食が見られるのは、8日の明け方、つまり7日(日)の夜から8日(月)の未明にかけてです。お間違えのないように。
食の開始 01:27 地球の影(本影)に月が入り始める
皆既の開始 02:30 地球の影に月全体が完全に入る
皆既の終了 03:53
食の終了 04:57
日の出 05:27(奥三河地域)
月没 05:36
皆既の開始 02:30 地球の影に月全体が完全に入る
皆既の終了 03:53
食の終了 04:57
日の出 05:27(奥三河地域)
月没 05:36
夜半過ぎから夜明け前の天体ショーとなります。
9月7日、奥三河での月の出は、17:56。18時過ぎに東の山から昇った満月は、南の空を少し西側に過ぎたころから欠け始めることになります。月は、みずがめ座の中にあり、すぐ東側に土星が明るく光っています。皆既中には、東の空から冬の星座、オリオン座も昇ってきます。
9月7日、奥三河での月の出は、17:56。18時過ぎに東の山から昇った満月は、南の空を少し西側に過ぎたころから欠け始めることになります。月は、みずがめ座の中にあり、すぐ東側に土星が明るく光っています。皆既中には、東の空から冬の星座、オリオン座も昇ってきます。
2022年11月8日に起きた皆既月食の情報が、名古屋市科学館の公式サイトで紹介されています。皆既月食が起こる仕組みが、わかりやすく解説されています。
皆既月食中の月が天王星の前を通過する(天王星食)という
大変珍しい現象が観察できました。
日本全国、都会でも山奥でもどこでも、晴れて南西の空に月が見えれば、同じ時刻に観察できます。
ご自宅から夜更かしして観察してみてください。
夜明けの天体ショーとなりますから、各地での皆既月食観察会は難しいかもしれません。
次回の皆既月食は、半年後、2026年3月3日(火)の20時頃。ひな祭りの日、桃色満月が絶好の時刻帯に観察できます。この日は、いろいろなところで観察会が開かれそうですね。
2025年の中秋の名月
さて、皆既月食の次の満月、10月6日(月)が「中秋の名月」です。
今年の中秋の名月は、満月の1日前。そのため、月の東側はまだ少し欠けており、趣のある月を眺めることができます。
今度は夕方、日の入り直後、東の山際から昇ってくる名月を、ゆっくりと愛でてみてはいかがでしょうか。
今年の中秋の名月は、満月の1日前。そのため、月の東側はまだ少し欠けており、趣のある月を眺めることができます。
今度は夕方、日の入り直後、東の山際から昇ってくる名月を、ゆっくりと愛でてみてはいかがでしょうか。
中秋の名月のいろいろなお話は、歴代、奥三河星空コムをご覧ください。
超酷暑の夏も、日が短くなるにつれ落ち着いてきているように感じます(か?)。
秋の星空観察会も奥三河各地で毎週のように行われます。ぜひお越しください。
観察会でお会いしましょう!
コラムby つぐ高原天文台 平野宗弘
秋の星空観察会も奥三河各地で毎週のように行われます。ぜひお越しください。
観察会でお会いしましょう!
コラムby つぐ高原天文台 平野宗弘