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奥三河星空コラム

北極星 と 北の空

つぐ高原グリーンパークの北の空

とても有名な星なのに、意外と見たことがない。
見つけ方は昔理科の授業で習ったけれど、あれが本当にそうかなあ。

北極星の話です。
北極星の見つけ方
北極星の見つける絶好の時期が、春から夏にかけてです。
5月の晴れた夜8時頃、北の空を見上げると北斗七星が天高く昇っています。
ひしゃくの口の二つの星の間隔を5倍のばしたところに北極星がある。そんな風に習った人もいると思います。
北極星は2等星。都会ではギリギリ見えるか?ちょっとかすみが出たり、街明かりが明るいと探すのはなかなか難しいものです。

でも奥三河では、
「北の空にこんな明るい星があったっけ?」
「明るい星が多すぎてどれが北極星だかわかんないぞ」
という見えっぷりです。

北極星は、こぐま座のアルファ星。こぐま座の中で一番明るい星です。
実はもう一つ明るい星がこぐま座にはあって、これも2等星。まぎらわしいんです。あわてるとベテラン天文マニアでもまちがえます。
実は、こぐま座も北斗七星と似た7つの星でひしゃくの形をしています。
そのひしゃくの柄の先端にある方が北極星。
空にぶら下げられた小さなひしゃくが北極星のまわりをぐるんぐるんと回るイメージです。
日周運動とと天の北極
地球の自転軸をのばした先、天の北極にあるから北極星。
地球の自転、日周運動により星々は北極星に向かって左回りに動きます。1日=24時間かけて1周=360度回りますから、1時間で15度動きます。
1時間も北の星空を眺めていると北斗七星が意外に大きく動いていることに気がつきます。でも北極星は一晩中同じ高さにじっとまたたいています。

北極星、天の北極の地平線からの高さは、その土地の緯度とほぼ同じです。愛知県奥三河では35度くらい。
北海道宗谷岬では45度。10度も違うとずいぶん高く感じます。
天の北極につられて高く回る北斗七星は北海道ではギリギリ沈むことなく地面をかすめてまた昇っていきます。
天の北極と北極星
実は北極星は、ほぼ天の北極にあるけれど、ちょうど天の北極にあるわけではありません。
詳しく観察すると約1度天の北極から離れていて北極星もまた天の北極の周りを回っています。
日本には、夜なべして機織りをしている女房が格子窓越しに北極星を一晩中見つめていて「ねのほし」も動いていることに気づき、船乗りの旦那に伝えたという伝承があります。

精密に長年かけて観察すると、天の北極の方向は年々動いていることがわかっています。
今は天の北極がどんどん北極星に近づいていて、西暦2100年頃には天の北極が北極星に1度の1/4ほどまで近づきます。
たまたま天の北極のすぐ近くにに明るい星があるから北極星と呼べるのですね。いい時代に生まれました。
歌にもなる北極星
「ポーラースター」は、八神純子(1980)
「ポーラスタア」は、佐野元春(2013)なぜか冬の星として歌われています。
りゅう座、やまねこ座、きりん座
北の空には、有名な星座に混じって、少しマニアックな暗い星座もあります。




季節を問わず、北の空が晴れれば絶対見られる北極星
みなさんも奥三河で星空案内人とともに北極星を探してみましょう!

コラムby奥三河☆星空案内人3号 平野 宗弘


サムネイル及びコラム内写真は奥三河☆星空案内人2号富坂学さん撮影
『つぐ高原グリーンパークの北の空』です。
KEYWORD
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