そうだ奥三河に行こう!春の星座「おおぐま座」「こぐま座」は星めぐりの目印
星のソムリエ®の横幕です。
みなさんは『星めぐりの歌』をご存知でしょうか?
宮沢賢治が作ったその歌詞の中に、「おおぐまのあしをきたに五つのばしたところ、小熊のひたいのうえはそらのめぐりのめあて」という一節があります。
今回は、日周運動の北の中心にある星を起点に、この歌に登場する二つの親子くまの星座をご紹介します。
みなさんは『星めぐりの歌』をご存知でしょうか?
宮沢賢治が作ったその歌詞の中に、「おおぐまのあしをきたに五つのばしたところ、小熊のひたいのうえはそらのめぐりのめあて」という一節があります。
今回は、日周運動の北の中心にある星を起点に、この歌に登場する二つの親子くまの星座をご紹介します。
おおぐま座、こぐま座はどこ?

おおぐま座とこぐま座は、北の空にあります。奥三河あたりで北を向き、高さ35度(地平線と真上の中間より少し下)あたりを探してみましょう。
高さを測るには、ちょっとしたコツがあります。まず、腕を真っ直ぐ前に伸ばして拳を握ってください。その拳の「下」を、遠くの地平線や目の高さに合わせます。そこから拳を三つ分、階段のように上に重ねてみてください。
一番上の拳の親指を立てて「グー」の形を作ると、その親指の先に「こぐまのしっぽの先」である北極星が見つかります。
この小さなひしゃく(こぐま座)と背中合わせになるように、大きなひしゃくの形をした「北斗七星」を探してみましょう。大きなひしゃくがおおぐま座の背中から尻尾、小さなひしゃくがこぐま座の姿です。
高さを測るには、ちょっとしたコツがあります。まず、腕を真っ直ぐ前に伸ばして拳を握ってください。その拳の「下」を、遠くの地平線や目の高さに合わせます。そこから拳を三つ分、階段のように上に重ねてみてください。
一番上の拳の親指を立てて「グー」の形を作ると、その親指の先に「こぐまのしっぽの先」である北極星が見つかります。
この小さなひしゃく(こぐま座)と背中合わせになるように、大きなひしゃくの形をした「北斗七星」を探してみましょう。大きなひしゃくがおおぐま座の背中から尻尾、小さなひしゃくがこぐま座の姿です。
おおぐま座の星(北斗七星)

北斗七星の星の名前には、実は「クマの体のパーツ」にちなんだ意味がたくさんあります。ちなみに、星座で一番明るい星を「α(アルファ)星」と呼ぶのが一般的ですが、これは17世紀に肉眼で判定されたもの。現代の観測では順位が入れ替わっていることもあり、おおぐま座もその一つです。
α星 ドゥべ:2番目に明るい星ですが、ひしゃくの端にあるためαと名付けられました。「おおぐま」そのものを意味します。
β星 メラク:「腰」を意味します。
γ星 フェクダ:「太もも」という意味があります。
δ星 メグレス:尾の付け根に位置し、そのまま「付け根」を意味します。
ε星 アリオト:実はおおぐま座で最も明るい星。「尾」という意味があるようです。
ζ星 ミザール:「腰帯」という意味です。すぐ脇にはアルコルという小さな星があり、昔のアラビアでは兵士の視力検査に使われていたという有名な話があります。
η星 アルカイド:「大きな棺台(かんだい)を担ぐ娘たちのリーダー」という意味があります。また、別名「ベナトナッシュ」とも言われ、これには「棺台の娘たち」の意味があります。
α星 ドゥべ:2番目に明るい星ですが、ひしゃくの端にあるためαと名付けられました。「おおぐま」そのものを意味します。
β星 メラク:「腰」を意味します。
γ星 フェクダ:「太もも」という意味があります。
δ星 メグレス:尾の付け根に位置し、そのまま「付け根」を意味します。
ε星 アリオト:実はおおぐま座で最も明るい星。「尾」という意味があるようです。
ζ星 ミザール:「腰帯」という意味です。すぐ脇にはアルコルという小さな星があり、昔のアラビアでは兵士の視力検査に使われていたという有名な話があります。
η星 アルカイド:「大きな棺台(かんだい)を担ぐ娘たちのリーダー」という意味があります。また、別名「ベナトナッシュ」とも言われ、これには「棺台の娘たち」の意味があります。
こぐま座の星

α星 ポラリス(北極星):日周運動のほぼ中心にあり、日本では古くから「子の星(ねのほし)」と呼ばれてきました。方角を知るための最も大切な目印です。
β星 コカブ:紀元前1500年頃には、この星が今の北極星のような役割をしていました。地球の軸がゆっくり円を描く「歳差運動(さいさうんどう)」によって、2万6千年かけて北極星となる星は移り変わっていくのです。
γ星 フェルカド:コカブと合わせて「二匹の子牛」、あるいは「極の守護者」とも呼ばれていました。
こぐま座は、その形から北斗七星に対して「小北斗(リトル・ディッパー)」という愛称でも親しまれています。
β星 コカブ:紀元前1500年頃には、この星が今の北極星のような役割をしていました。地球の軸がゆっくり円を描く「歳差運動(さいさうんどう)」によって、2万6千年かけて北極星となる星は移り変わっていくのです。
γ星 フェルカド:コカブと合わせて「二匹の子牛」、あるいは「極の守護者」とも呼ばれていました。
こぐま座は、その形から北斗七星に対して「小北斗(リトル・ディッパー)」という愛称でも親しまれています。
おおぐま座とこぐま座の神話

この二つの星座は、悲しい運命で結ばれた母と子です。
女神の怒りに触れ、クマの姿に変えられてしまった母カリスト。ある日、森で立派な猟師に成長した息子アルカスと再会します。母は嬉しさのあまりクマであることを忘れ、息子に駆け寄りました。驚いたアルカスは、襲われると思い槍を構えてしまいます。
その悲劇を間一髪で止めたゼウスが、息子もクマの姿に変え、二人を天に上げて星座にしたといわれています。
女神の怒りに触れ、クマの姿に変えられてしまった母カリスト。ある日、森で立派な猟師に成長した息子アルカスと再会します。母は嬉しさのあまりクマであることを忘れ、息子に駆け寄りました。驚いたアルカスは、襲われると思い槍を構えてしまいます。
その悲劇を間一髪で止めたゼウスが、息子もクマの姿に変え、二人を天に上げて星座にしたといわれています。
豆知識:こぐま座の季節はいつ?
こぐま座は、文献によって「夏の星座」とされていたり、最近では「春の星座」と紹介されていたりと様々です。
しかし、北極星を擁するこの星座は、ここ奥三河では一年中地平線に沈むことのない「周極星(しゅうきょくせい)」に分類されます。特定の季節だけでなく、四季を通じて一晩中観察することができるため、正解は「一年中楽しめる星座」といえます。
しかし、北極星を擁するこの星座は、ここ奥三河では一年中地平線に沈むことのない「周極星(しゅうきょくせい)」に分類されます。特定の季節だけでなく、四季を通じて一晩中観察することができるため、正解は「一年中楽しめる星座」といえます。
最後に
星や星座を探すとき、一番大事なのは「北」を知ること。こぐま座のポラリスは、空の中心でいつも北を教えてくれる大切な星です。毎日通う場所でも、実は方角を勘違いしていた……なんて発見があるのも星歩きの面白さ。

普段見慣れた場所でも、いざ夜空を仰ぐと「思っていた北と違う」という驚きがあるかもしれません。街明かりの届かない奥三河の深い夜空なら、おおぐま座やこぐま座の隅々の星までがくっきりと浮かび上がります。
都会では見つけにくい「小さな北斗七星」を探しに、奥三河へ出かけてみませんか。
コラムby 星のソムリエ® 奥三河星空案内人 横幕 浩
参考文献、資料等
星座の神話 ―星座史と星名の意味― 原 恵 著 恒星社厚生閣
春の星座博物館 山田 卓 著 地人書館
夏の星座博物館 山田 卓 著 地人書館
ステラナビゲーター
88星座図鑑
星座絵
Y.YOKO
都会では見つけにくい「小さな北斗七星」を探しに、奥三河へ出かけてみませんか。
コラムby 星のソムリエ® 奥三河星空案内人 横幕 浩
参考文献、資料等
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春の星座博物館 山田 卓 著 地人書館
夏の星座博物館 山田 卓 著 地人書館
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